北九州市小倉南区の押さえつけて治療(抑制治療)を行わない小児歯科BLOG

2022/07/13

 

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回は

北九州市小倉南区の押さえつけて治療を行わない小児歯科

という内容でお話ししたいと思います。

 

 

ひと昔前の小児歯科治療では、上手にできないお子さまに対し、押さえつけながら治療することが当たり前の時代もありました。

しかし、押さえつけながらの歯科治療(抑制治療)にはデメリットも多いため、当院では原則として押さえつけての治療は行なっておりません

 

その理由や上手に治療ができない原因について解説していきたいと思います。

 

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●当院が押さえつけて治療を行わない理由

 

① トラウマを引き起こしてしまう

 

私自身も過去の治療で治療を上手に受けることができないお子さまに対して押さえつけながら治療を行っていた経験があります。

 

押さえつけながら治療を行ったとき、その場は治療を行うことができるのですが、

大人たちに押さえつけながら怖い想いを経験した記憶は、その後も残り続け、次回の治療も押さえつけ、数年後も歯医者さんに対する恐怖心が残り続けてしまっているお子さまを何人も経験しております。

 

過去のブログでも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:治療が苦手なお子さまやトラウマを抱えているお子さまに対する小児歯科治療について

 

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② 自主性が育たない

 

押さえつけながら無理やり治療を行っていても、お子さまが自らお口を開けてくれるようにはなりません。

 

小さな子供から大人まで共通することではあるのですが、怖い・痛いというものに対して積極的になることはありません。

 

当院では小さなお子さまでも治療を行うとなれば、虫歯の治療の流れを知ってもらい、トレーニングを行って恐怖心を少しでも取り除くようにしています。

 

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③ 治療が不十分になる

 

歯科治療は大変細かい部位での作業になります。

それが小さなお子さまだとなおさらです。

 

治療の際に予期せず動いてしまうと、余計なところを削ったりする可能性が高まります。押さえつけながら治療を行ったとしても、お子さまは逃げようと必死ですので、常に動いている状態となります。

 

また、押さえつけての治療は窒息・ケガ・衰弱に繋がるリスクがあるため、短時間で行わないといけません。これにより細かく虫歯が取り除けているか確認が十分に行えないこともあります。

 

さらに、虫歯を取り除いた後の穴を塞いでいくための材料は唾液などの水分を大変苦手としており、口を閉じようとしたり、舌を動かしたりと唾液が侵入しやすくなります。

そのため、治療後に材料が取れやすいというデメリットも存在しています。

 

その結果、治療はできたものの、治療を繰り返す、また押さえつけるという悪循環が発生してしまうことがあります

 

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●お子さまが怖がったり、暴れてしまう理由

 

① 知らない場所で知らない人たちに囲まれてしまうため

 

大人でも知らない場所や知らない人たちと会う場面では少なからず緊張しますし、歯医者でも緊張されるかと思います。

それが小さなお子さまであれば尚更です。

 

当院ではキッズスペースや親子診療室、お子さまとのコミュニケーションに慣れた優しいスタッフと接してもらいながら、

 

「怖い場所ではないんだ」

「怖い人たちではないんだ」

 

ということを知っていただき、たんぽぽ歯科での雰囲気を感じてもらいながら、心を許してもらうようにしています。

 

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② 過去の歯医者さんで怖い想いをしてしまったため

 

過去の歯科医院で治療をした際に、押さえつけながら無理やり治療を受けた場合、特に初めての虫歯治療であった場合、

 

『歯医者は怖い場所』

『歯医者さんやそこにいる人たちは怖い人』

 

という強烈な印象を植え付けられます。

 

 

そのような印象を一旦植え付けられると、恐怖心を取り除くことは簡単なことではありません。

 

当院でもそのようなお子さま達が多数いらっしゃいますが、どうしても治療に取り掛かるまでに時間がかかってしまいます。

 

当院では初めての虫歯治療であれば、特に慎重に行うようにしております。

 

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③ 敏感なお口の中を触られているから

 

お口の中は大変敏感な組織です。仕上げ磨きでご家族の方に触れられていることに慣れている場合も多いのですが、これが知らない人だと特に警戒していることが多くあります。

 

また、お口の中を触られているときは、何をされているか分からない上に、自分で見ることもできません。

 

さらにどういったことをされるか知らない、見たことのない器具で触られるなど、恐怖心が強くなってしまう場合が多くなります。

 

そのため、治療が必要なお子さま達には治療の1つ1つの流れを説明し、それを実際にお口の中で練習していきます。

 

こうすることで、実際に治療を行う際には事前に練習した内容を行うだけですので、恐怖心を少しでも和らげることができます。

 

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④ 慣れない音や振動、臭い

 

当院では臭いを出すような薬剤は厳密に管理しており、院内は歯医者さん特有の匂いを感じさせないよう配慮を行なっております。

 

また、小さなお子さまに使用する、削る器具は振動や音が少ないものを使用しております。

 

しかし、それでも音や振動をゼロにすることができないため、当院では少しでも気にならないようにするため、タブレットで動画を見てもらい、さらにヘッドホンで聞いてもらうことで、少しでも不快感を感じにくいよう心がけております。

 

過去のブログでこのような内容を詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:当院の小児歯科治療で大切にしていること☆

 

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⑤ 知らないうちに周囲の人たちから歯医者さんの悪いイメージを教え込まれている

 

テレビのアニメなどで、悪気はないのでしょうが

 

『歯医者=怖い場所』

 

といった受け止め方ができるような内容が見られる場合があります。

 

また、ご家族の方の歯医者に対するイメージが悪かったりすると、ついついこのようなことを言ってしまうことはありませんか??

 

『片付けをちゃんとしないと歯医者さんに連れて行くよ』

『お利口にできないなら、歯医者さんで治療してもらおうか?』

 

知らないうちに、歯医者さんに対する悪いイメージを植え付けてしまっていると、実際に歯医者に来た時には怖がってしまっていることもよくあります。

 

 

こちらも過去のブログで、歯医者さんを怖がらせない、治療を上手に受けてもらうために、ご家族の方に知っておいてもらいたいことを詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:小児歯科治療が上手になるためにご家族の方に知っておいて欲しいこと

 

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当院では押さえつけることを全くしないかというと、そうではありません。

 

ケガや痛みなどで緊急性が高い場合、知的障害からトレーニングだけではどうしようもない場合などでは、やむを得ず押さえて治療せざるを得ない場合もあります。

 

これは極めて稀なケースとなっております。

 

押さえつけて治療を行わない場合、治療に取り掛かるまでに回数や時間もかかるため、治療が進まないことに対するご家族の方のモヤモヤがあるかと思います。

 

しかし、お子さまの成長や将来的なトラウマを防ぐことや歯の大切さを知っていただくためにも、たんぽぽ歯科では原則として押さえつけての治療を行なっておりませんので、ご理解していただければと思います。

 

何か不明点やご相談がございましたら遠慮なくご連絡いただければと思います。

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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