歯周病検査ってどんなことをするの??BLOG
2022/04/12
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今回は
『歯周病検査ってどんなことをするの??』
という内容でお話ししたいと思います。
35歳以上の成人の方の8割が歯周病ともされており、国民病の1つとされております。
歯周病は歯の周囲で繁殖した歯周病菌が原因で、歯茎(歯肉)が腫れたり、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていく病気です。
初期のうちは症状もなく、自分自身では気が付かないことが多いのですが、歯周病が進行してくると骨がかなり破壊され、歯がグラグラとしてきたりします。
歯周病はいかに早い段階で進行を食い止めるかが大変重要な病気でもあるのです。
過去のブログで歯周病健診について解説しております。ぜひ、ご覧ください。
リンク:歯周病健診を受けてみませんか?
歯周病は自然と治ることがなく、サイレントディジーズと呼ばれ、静かに病気が進行してしまう病気です。
いかに症状が出る前に歯周病を見つけ出せるかが鍵となります。
●歯周病検査
歯周病の検査といっても様々な項目がありますが、通常歯周病の検査として大きく2種類があります。
①歯周基本検査
基本検査という表現からもあるように、歯周病がないかを判定することを目的としております。
検査項目として
・歯と歯茎の間に存在する歯周ポケット(健康な方にも必ずあります)の深さを測定
・歯茎の腫れや炎症の程度を見るため、検査時に出血が見られないかをチェック
・歯が揺れていないかをチェック(動揺度)
②歯周精密検査
精密検査という言葉からもわかるように、歯周病の状態をより精密に測る検査になります。
検査項目として
・1本の歯あたり4箇所以上の歯周ポケットの深さを測定(当院では6点とより精密に検査を行なっています)
・検査時の歯茎からの出血の有無
・歯の揺れ(動揺度)のチェック
・歯の汚れに色をつけ、汚れの残っている部位をチェック
少しわかりにくいと思いますが、このように基本検査と精密検査では検査方法と目的が少し異なります。
通常、見た目からも明らかに歯周病が進行していない限りは、基本検査を行うことがほとんどです。
基本検査を行い、歯周病の程度や状況を把握しますが、やはり見た目だけではわからない進行した歯周病が発見されることもあります。
歯周病の治療が必要となる方は、スケーリングと呼ばれる大きな歯石を除去した後、歯周精密検査を行い、どの部位にどういった歯周病の治療が必要かを判断していきます。
●レントゲン検査(エックス線検査)
レントゲンは虫歯がある、もしくは疑われる場合にはよく撮影を行いますが、実は歯周病の検査においても大変重要になります。
歯周病は歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまう病気でもあります。
歯周病が進行すると、骨が溶かされ、一緒に歯茎も下がっていきます。
しかし、歯周病があるものの、治療を行なっていない方は、骨が溶かされていても、歯茎が強く腫れていたりするため、見た目だけでは歯茎が下がっていないこともあります。
このように歯周病は様々な検査を通じて、しっかりと判断していきます。
先ほどもお話ししましたが、歯周病は気が付かない間に、そして静かに、ジワジワと進行していく病気です。
ついつい、歯の病気といえば虫歯を思い浮かべる方も多いのですが、歯周病は虫歯よりも歯を失う原因の第1位なのです。
北九州市では40歳、50歳、60歳、70歳という節目に歯周病検診があります。(500円、70歳の方のみ無料)
歯周病健診を1つのきっかけとしてお口をみてもらうことも良いですし、思い立った時に1度しっかりと歯周病がないかを健診することもオススメしております。
当院は北九州市歯周病歯科検診の指定医療機関となっております。
検診を希望される方はお気軽にご連絡ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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