3歳児歯科健診って何をみてくれるの?BLOG
2020/12/25
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
たんぽぽ歯科は北九州市の乳幼児歯科検診の指定医療機関となっております。
北九州市から受診通知書は届いていますか??
2歳6ヶ月頃に乳歯の奥歯が生え、3歳児歯科健診の頃には乳歯が全て生えそろっていることが多くなります。
そして、チラホラと虫歯がみられるようになるのもちょうどこの時期でもあります。
なぜ、この3歳を過ぎたこの頃に虫歯が見られ始めるのでしょうか?
虫歯の原因はまだまだハッキリとしないこともあるのですが、主には4つの要素があるとされています。
①宿主:患者さま自身の歯の質・歯並び・唾液の量や質など
②食べ物:虫歯の栄養源でもある糖分の量
③細菌:虫歯の原因菌の数、つまり汚れの残り方
④時間:食べる回数や長さ、食べる時間帯など
これらから、実は3歳頃は虫歯リスクが非常に上がります。そのため、3歳・4歳頃に虫歯が多発してしまいがちになります。
3歳児歯科検診では虫歯がないかどうかを確認するのも大切な役割です。私はそれ以上に虫歯リスクが高い状態になってないかを把握してもらうことも重要だと考えています。
3歳児歯科検診では何をみるの??
まずは生活習慣についてお話をお聞きします。
また、自分での歯磨きの状況、仕上げ磨きの状況等をお聞きし、院長著書の小冊子を用いて、虫歯予防のための説明をしていきます。ご家庭の状況に応じたアドバイスをさせていただきます。
その後、実際にお口の中を見ていきます。歯の本数の確認→虫歯の有無→かみ合わせ・歯並びの確認→歯茎・舌・ほっぺたなど粘膜のチェックを行なっていきます。
そして、虫歯等の問題がなければ、希望者にフッ素塗布を行なっていきます。
その後は定期検診やフッ素塗布をオススメしております。
お持ちいただくもの
・健康保険証
・北九州市発行の母子手帳
(北九州市に転入された方は郵送された検診票・フッ化物塗布受診票)
・北九州市子ども医療証
3歳頃に虫歯になると
一旦、虫歯になり歯に穴が開いてしまうと、自然に治ることはありません。(表層のみの虫歯では自然治癒が期待されます)
虫歯になってしまえば、治療を行う必要性があるのですが、3歳の頃は歯医者の雰囲気、匂い、初めて会う人たち、聞いたことのない音、見たことのない機械のついたイスなど警戒心がとても強い時期でもあります。
3歳代で上手に治療できる割合は20%程度と非常に少なくなっております。そのため、私たちはその20%になれるようトレーニングを行なったり、声かけやコミュニケーションを行ったりと努力を行います。しかし、それでもなかなか上手くいかない年齢でもあるのです。
3歳頃に無理やり治療を行なってしまうと、この頃の記憶はしっかりと残ってしまうため、トラウマとなってしまう可能性が高くなります。
たかが乳歯、されど乳歯
『乳歯は生え変わるから虫歯になってもいいだろう~』と考えがちですが、乳歯が虫歯になり、ボロボロになってしまうと、乳歯の足元に控えている永久歯に影響が出る可能性があることをご存知でしょうか?
乳歯根元では永久歯が成長してきています。乳歯がボロボロになり、根っこの中を通じて菌が入り込み、永久歯の成長を邪魔してしまうこともあります。
また、乳歯の奥歯がボロボロで早い段階で抜けたりすると、その他の歯がその隙間に向かって倒れてくることがあります。すると、永久歯が出てこようとする際に隙間がなく、歯並びがガタガタになることもあるのです。
『乳歯は永久歯の母親』でもあるのです。
乳歯の虫歯の特徴についてはこちらのブログをご覧ください。
リンク:乳歯の虫歯の特徴
生活習慣(特に食生活・歯磨き習慣)と乳歯の大切さを3歳児歯科健診を通じて知ってもらうきっかけになってもらいたいと思っています。乳歯の虫歯予防は永久歯の虫歯予防、歯並び悪化の予防にも大切なものとなります。
不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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