なぜ歯医者は1度で治療を終わらせてくれないの?BLOG

2021/04/19

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回は『歯医者の治療はなぜ1回で終わらせてくれないの??』と言った内容でお話をしたいと思います。

 

歯科医院での治療は短い時は数分で終わってしまい、何回も通院しないといけないという経験がある方もいるのではないでしょうか?

 

『1回で終わらせてくれないかなぁ〜』

『なるべくまとめて治療をして欲しいなぁ〜』

 

と言った声をよく聞きますし、そのように希望される方も多いと感じています。では、なぜ歯の治療は何度も通わなくてはいけないのでしょうか??

まだ私が学生の頃、他の学部の先生が講義に来てくれた際にも、

 

『歯医者ってなんで何回も通わないといけないんでしょうかね?』

 

と学生である私たちに聞かれるくらいでした。

 

 

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今回はそのような疑問にお答えしたいと思います。

 

●なぜ1回の治療時間が短いの??もっと長く治療をしてもらえないの?

・患者さまの負担を軽くするため

一般的に人が無理なくお口を開けていられる時間は最高で30分程度と言われています。それを超える時間お口を開け続け治療を行うと、顎へ負担が大きくなったり、無意識に口を閉じてしまい、思わぬ事故を招いてしまうなど、トラブルを起こす危険性が高くなります。

 

・多くの方の治療を進めていくため

1人の患者さまに長時間かかりっきりになると、1日で治療できる患者さまの人数が限られてしまいます。そうすると、予約が取りにくくなり、不便に繋がります。

また、急に歯が痛くなった、ケガをしたなどの急患の方にも対応ができなくなってしまいます。

 

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●もっとまとめて治療ができないの??

・噛み合わせが変わってしまう

1本の虫歯を治療するにしても、段階を踏んで、歯茎や神経の状態を見ながら治療をしていきます。

また、虫歯の治療している歯だけでなく、お口全体の噛み合わせを考慮しながら治療を進めていきますので、上下で噛み合う歯や一度に多くの歯を削ることで、噛み合わせへの影響が大きくなります。

 

そのため、噛み合わせを見ながら、一度にまとめて治療できる歯は治療していき、噛み合わせを崩してしまう可能性が高い場合には1本ずつ治療していくことが望ましくなります。

 

・小児であれば、集中・我慢のできる時間を超え、歯医者が嫌いになってしまう

小学生未満の小さなお子さまは長時間治療を我慢してくれることが少なくなります。我慢の限界を超えてしまうと、苦痛でしかなくなり、歯医者が嫌いになり、今後の治療ができなくなってしまう可能性があります。

ですので、お子さまに応じた治療の本数を考慮しなくてはいけなくなります。

 

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●なぜ何回も通う必要があるの?

・治療には段階がある

歯の治療には、歯を削ったり、神経の治療をしたり、詰め物をしたり、型取りがあったり、外科的な処置をしたりと、1つ1つ手間のかかるような処置が非常に多くあります。

そして、1つ飛ばしで治療ができず、1回で全て終えることはできません。

 

・詰め物やかぶせ物を作るには時間がかかる

金属やセラミックスなどの人工物は歯科技工士が丁寧に製作してくれます。ですので、出来上がるまでは一定の時間が必要となります。

 

・薬が効くのを待つ、歯茎の状態が安定するのを待つ必要がある場合がある

神経に虫歯が到達している場合、神経のある管を丁寧に確実に消毒を行う必要があります。そのためには時間も必要になり、これをしっかりと行わないと、細菌が残り、再治療が必要になったり、抜歯に至ったりというリスクが高くなってしまいます。

また、歯茎の腫れが強い場合、かぶせ物などの型取りが鮮明にできず、出来上がったかぶせ物が歯と合っていないと言った可能性や、腫れた歯茎の下に虫歯が残っていたなどのトラブルを招いてしまう可能性が高くなってしまいます。

そのため、歯茎の状態が悪い場合には改善するまでの時間を待つ必要が出る場合があります。

 

・決められた保険のルールがある

保険診療では細かなルールがあります。これはどの歯科医院でも均一な料金で平等に歯科医療を提供するためには仕方ないことではあります。

決して、無意味に通院の回数を増やしているわけではありません。

 

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●最後までしっかりと治療を終わらせましょう!

痛みがなくなると、歯医者はやっぱり苦手、仕事が忙しいなどの理由から中断してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、お口の病気は風邪と異なり、自然に治ることができない病気も多いのも事実です。

 

仮の蓋のまま半年以上ずっと放置していたりする方をたまに見かけます。仮の蓋は歯との接着力がありません。歯の中に消毒薬を入れている場合も、永久的に消毒効果を発揮し続けるわけではありません。

また、仮の蓋は決して歯磨きがしやすいわけではありません。

すると、次第に仮の蓋の間から虫歯の菌などの細菌が侵入し、すぐに新たな虫歯が発生してしまいます。

 

・詰め物を入れる前で放置されたら

歯の神経の部屋に細菌が侵入してしまうことがあります。すると、歯の神経を取るしかない場合があり、歯の寿命を短くしてしまうことがあります。

 

・歯の神経の治療の途中で放置していたら

神経を取り、消毒の薬を入れ、歯の中を無菌状態を作ろうとしていますが、細菌が次第に侵入し、歯の根っこの先へ細菌が進み、骨の中に病気を作ることがあります。

また、歯の内部で大きく虫歯ができ、抜歯せざるをえない場合があります。

 

・かぶせ物や入れ歯を入れないまま放置していたら

歯は噛み合う相手がいないと、噛み合う相手を求めて次第に伸びていきます。

噛み合わせが悪くなったり、伸びた分歯を削ることになったり、治療していた歯だけの治療では済まなくなることもあります。

 

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歯科の病気はほとんどが自然に治ることがありません。

 

もし、中断している場合には、できる限り早く受信されることをオススメいたします。

 

中断により、さらに悪化し、より長い期間の治療が必要になったり、より治療費が必要になったり、最悪の場合、歯を抜かなくてはいけなくなったりと後悔を招く結果になることもあります。

 

どうしても忙しく次の通院まで期間が開くような場合には、事前にスタッフにご相談ください。

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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