唾液が虫歯予防に大きく関わる??BLOG

2021/04/13

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回は虫歯予防における唾液の役割というお話をしたいと思います。

唾液における99.5%が水分、残りの0.5%がカルシウム、リンなどのミネラル成分と消化・免疫・抗菌に関わる重要な成分が占めています。

唾液は決してただの水ではなく、虫歯や歯周病、消化を助けるなど様々なトラブルを防ぐために大変重要な役割があるのです。

 

唾液が虫歯予防に大きく関わる??2

 

まずは唾液の役割を詳しく説明したいと思います。

 

・湿潤作用

お口の中の乾燥を防ぐ

・粘膜保護

お口の中の粘膜が傷つかないようにする

・再石灰化

酸によって溶けた歯の表面を唾液中のカルシウムやフッ素によって修復

・潤滑剤

お口の中の粘膜が傷つかないようにする

・自浄作用

食べかすを洗い流す

・緩衝能

食べ物などで酸性になったお口の中を中和

・抗菌作用

免疫グロブリンやリゾチームなどで、バイ菌と戦う

・消化作用

アミラーゼやリパーゼといった成分が食べ物を分解していきます。

 

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ここで虫歯予防における唾液の重要な役割についてお話したいと思います。

 

先ほどお話した中で、虫歯予防に働く作用としては

 

・再石灰化作用

・緩衝能

・自浄作用

・抗菌作用

 

の4つになります。

 

それぞれについてもう少し詳しくお話したいと思います。

 

①再石灰化作用

砂糖を主とする糖質がお口に入ると虫歯菌が取り込み、酸を吐き出します。それにより歯の表面のミネラル成分が溶け出します。これを脱灰と言います。

溶け出した後、唾液に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンが歯の表面に取り込まれて溶け出したところが修復されていきます。この作用を再石灰化と言います。

 

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②緩衝能

再石灰化作用でもお話しましたが、糖質が入ると虫歯菌が酸を吐き出します。そうするとお口の中が酸性に傾くため、ミネラルが溶け出しやすい状態となります。

唾液はその状態を中性に戻してくれる作用があります。

下のグラフのように、食べた直後からお口の中は酸性になり、時間と共に唾液の力により中性に戻ってくれます。中性に近づいてくると、①で説明した再石灰化作用が働くようになります。

 

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③自浄作用

水分が多いことから、歯の表面や歯と歯の間についている汚れ(プラーク)や食べかすを洗い流してくれることを自浄作用と言います。

ただし、キャラメルやスナック菓子など粘着性のある食べ物では自浄作用だけでは洗い流すことは難しくなります。

 

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このように、唾液には虫歯に効果的な働きが実はあるのです。

 

お口の乾きが気になっている方はいませんか?

唾液には大変重要な役割があり、唾液が出にくくなっている方はぜひ、こちらのブログをご覧ください。

リンク:やってみよう!唾液腺マッサージ♪

 

通常、1日1〜1.5リットルもの唾液が出ていると言われています。

唾液をしっかりと出すことはさまざまな効果を発揮してくれます。唾液をしっかりと出すために、

 

『よく噛む』

『しっかりと味わう』

 

ことが大切になります。

ただし、唾液だけでは虫歯を防ぎきることは難しく、虫歯の根本に存在するおやつやジュースの摂取頻度や種類、歯磨きの習慣が1番の原因となります。

何か気になることがありましたらぜひ、ご相談ください。

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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