奥歯が生えてきたらシーラントをしてみましょう!BLOG
2021/04/13
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
●シーラントの方法
①機械のブラシなどを使って、汚れ(プラーク)を除去していきます。
②シーラントを行う溝に薬液で処理を行い、シーラントがくっつくようにしていきます。
③シーラントを溝に流し込みます。
④光を当てて、シーラントを固めます。
⑤噛み合わせの確認を行います。
●どんな歯やどのような時期に適しているか
生えて間もない頃は、歯が全くすり減ってないため、歯の山(咬頭)が高く、その分 溝も深くなっています。
また、生えたての歯は虫歯の菌が出す酸に対しても弱くなっています。
ですので、生えたての歯はシーラントが効果的です。
乳歯では奥歯が2本あるため、上手になった段階でシーラントをオススメしています。
永久歯では大臼歯と呼ばれる歯(第1大臼歯や第2大臼歯)に行うことが多くあります。第1大臼歯は6歳頃から生えてきます。
ただし、完全に生えきっておらず、歯茎がまだかぶっている状態ですと、シーラントがうまく流し込めなかったり、段差ができてしまったり、水分が入り込んでしまい、シーラントが取れやすくなってしまいます。
そのため、歯が完全に生えきってから行うようにしております。
●シーラントの注意事項
・虫歯予防の万能薬ではない
虫歯になりやすい場所は決して溝だけではありません。歯と歯の間も大変虫歯になりやすくなっています。歯と歯の間にはシーラントを流すことができないため、要注意です。
また、シーラントをしていても、歯磨きの状態や間食・ジュースの摂取の状態によってはシーラントでは虫歯を防ぎきれません。虫歯の根本的な原因には生活習慣が大きく関わっていますので、当院では生活習慣も含めた指導もさせていただいております。
虫歯の原因に関してはこちらのブログで詳しくお話していますので、ぜひご覧ください。
リンク:虫歯の原因となる砂糖について
・シーラントが取れることがある
歯ぎしりをしているお子さまはシーラントをしている場所を強く噛んでしまった際にシーラントが取れてしまうことがあります。
また、生え変わりの時期は噛み合わせが大変大きく変化してくる時期でもあります。
もともとシーラントをしている部位には強く噛む力が当たらないようにしていくのですが、噛み合わせの変化で強く当たるようになることがあります。それによりシーラントが取れてしまうことがあります。
シーラントは虫歯の万能薬ではありません。シーラントをすることで、虫歯予防には大きく効果を発揮してくれますが、定期検診でしっかりと確認をしていく必要もありますし、取れている場合には原因を調べ、必要であれば新たにシーラントを行なっていく必要もあります。
明らかに溝が浅く、シーラントを行わなくても虫歯になる可能性が低い場合には無理に行う必要はないと思っています。
シーラントをした方が良いか、しなくても良いかぜひ一度ご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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