キシリトールってなんなの??虫歯予防に効果的?BLOG
2021/04/06
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
●キシリトールとは
キシリトールという言葉を耳にしたり、目にする機会も多いのではないでしょうか?でも、キシリトールが何なのか知らない方も多いかと思います。
キシリトールとは人工甘味料の1種で、糖アルコールという種類に属しています。
キシリトールは砂糖と同じ程度の甘味を持ちます。少し清涼感があるのも特徴です。
原料はキシラヘンヘミセルロースと呼ばれる、白樺や樫などの樹木の成分です。
また、カロリーも砂糖(スクロース)と比べると低く、砂糖の半分以下となっています。
●キシリトールは虫歯予防に効果的?
砂糖といえば、虫歯になりやすいというイメージもあるかと思いますが、実際にそうです。
詳しくはこちらのブログに書いていますので、ぜひご覧ください。
リンク:虫歯の原因となる砂糖について
キシリトールの効果は大きく3つあります。詳しく説明していきます。
①虫歯の原因となる酸を作れない
虫歯は虫歯の原因となる細菌が砂糖などの糖分を取り込み、酸を吐き出すことで、歯が溶けていく病気です。
キシリトールは砂糖と同じように甘味がありますが、虫歯菌はキシリトールを取り込むことができません。ですので、虫歯の原因となる酸を吐き出すことができないため、歯が溶けません。
②唾液の分泌が促進される
キシリトールは甘味があるため、唾液の分泌が活性化され、歯の再石灰化(溶け出した歯ミネラルが取り込まれること)が促されます。
唾液の量が増えることで、歯の再石灰化が促され、虫歯が起こりにくくなります。
唾液の効果についてはこちらで詳しく解説しておりますので、ご覧ください。
リンク:やってみよう!唾液腺マッサージ♪
③虫歯菌の働きを弱くする
これはまだまだ議論されているところではありますが、キシリトールそのものが虫歯菌の働きを弱くさせるという効果があるとの報告もあります。
稀に、キシリトールで虫歯菌を殺すという表示も見かけることがありますが、キシリトールそのものに殺菌作用まではありません。
また、②でもお話ししたようにキシリトールにより唾液が多く分泌されるため、唾液そのものの殺菌作用もあるため、虫歯菌の働きを抑え、細菌を洗い流してくれます。
●キシリトールの注意点
キシリトールを含めた糖アルコールに共通することでもあるのですが、大量に取りすぎると下痢になりやすくなる可能性があります。これはキシリトールにわずかですが、下剤としての力があるためでもあります。
1日に30gほどキシリトールを摂取したら下痢になりやすくなると言われています。
ガムですと、一般的な商品では15個くらいまでと考えてください。
また、たまにですが、キシリトールと表記されている商品の中に砂糖は入っていなくても、他の糖が入っていることがあります。『糖類0』と書いてあるものや『キシリトール100%』と書いてあるものであれば大丈夫です。
●キシリトールの効果的な使用法
・歯磨きの後にキシリトールガムやタブレット
歯磨き後にキシリトールを摂取することで、食べかすもない状態で隅々まで唾液が浸透し、キシリトールの効果がより発揮されます。
・食後にキシリトールガムやタブレット
食事に含まれている糖分によって、虫歯菌から酸が吐き出され歯の表面のミネラルが溶け出しています。食後にキシリトールを摂取することで、虫歯予防にも効果を発揮してくれます。
また、食後のお口の中に残っている食べかすも、唾液により洗い流してくれることも期待されます。
キシリトールを毎日の習慣にして、虫歯をしっかりと予防していきましょう♪
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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