歯ぎしりしていませんか??BLOG

2021/03/30

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 
家族の人から、旅行に行った時に友人から・・・
 
 
『歯ぎしりしてるよ!?』
『夜すごい音してたよ!!』
 
 
そう言われた経験のある方も多いのではないでしょうか??
日本人の70%に歯ぎしりの経験があり、10%前後の方が睡眠中に歯ぎしりをしているとされています。
 
 
思っている以上に音がするため、近くの人が不快に感じてしまうこともよくあります。
 
 
子供でも歯ぎしりをすることがあります。
子供の歯ぎしりに関してはこちらで詳しくお話ししていますので、ぜひご覧ください。
 

歯ぎしりしていませんか??2

 
 
●歯ぎしりによる悪影響や症状
 
1、歯が削れる
歯ぎしりによって、自分の歯が削られ、短くなっていきます。重度の方では次第に神経に近づいていき、しみる症状や痛みが出てくるようになります。
 
 
2、詰め物やかぶせ物が壊れる、外れる
詰め物やかぶせ物が歯ぎしりによる強い力に負けて外れたり、陶器の材料では割れたりすることがあります。
また、歯ぎしりが強い方では、金属が割れたり、インプラントを折ったりすることもあります。
そのような場合には、人工物の種類や外れにくい工夫を加えたりする必要があります。
 
 
3、歯周病が悪化する
歯は歯槽骨と呼ばれる骨に支えられていますが、歯ぎしりにより歯がゆらされるため、骨がダメージを受けて溶けてしまい、歯周病が進行してしまいます。
 
 
4、虫歯になりやすくなる
歯ぎしりにより、歯に小さな亀裂が入ることがあります。(クラック)
その亀裂から虫歯が発生する可能性が高まります。
 
 
5、噛むと歯に痛みや違和感を感じる
歯の根っこは歯根膜という繊維に包まれています。歯ぎしりによりこの歯根膜に負荷がかかり、噛んだ時に痛みや違和感を感じてしまうことがあります。
 
 
6、歯が割れる
亀裂がすでに入っている場合や、神経を取った歯で、強度が落ちてしまっている場合、根元までパキッと割れてしまうことがあります。割れ方によっては抜歯するしかない場合もあります。
 
 
7、骨が盛り上がる(骨隆起)
歯切りしにより骨のダメージを防ぐため、防御反応として、口の中で上の天井の部分(口蓋)や下の奥歯の内側、上下の奥歯のほっぺた側にコブのような骨の盛り上がり(骨隆起)を生じることがあります。
 
 
8、えらが張る
歯ぎしりが強い方は噛むために使う筋肉(特に咬筋)が発達します。この筋肉は耳の下あたりに存在しますので、発達が強いとえらが張り、お顔が大きくなったような印象を持たれてしまうことがあります。
 
 
9、顎関節症
歯ぎしりにより、顎関節や周囲の筋肉や靭帯にダメージがかかり、痛みや違和感を生じてしまうことがあります。
こちらのブログに詳しく顎関節症について説明しておりますので、ぜひご覧ください。
 
 
10、肩こりや頭痛
顎関節症に関連するものでもありますが、歯ぎしりにより顎周囲の筋肉に負担がかかります。噛むのに関わる筋肉は肩や首、背中の筋肉、頭の筋肉にまで及びます。
その筋肉が凝ってしまうと、肩こりや頭痛が起きてしまうことがあります。
 

歯ぎしりしていませんか??3

 

●歯ぎしりの原因

歯ぎしりは解明されていないことが多く、原因もはっきりとしないことがほとんどです。また、その原因が複雑に絡み合っているため、非常に改善も難しいものになります。原因と考えるものをいくつかご紹介いたします。

 

1、ストレス

ストレスが原因の1番大きなものだと考えられています。歯ぎしりをすることで、ストレスを解放しているものと考えられています。

 

2、噛み合わせ・歯並び

詰め物やかぶせ物が合っていない、歯並びによっては歯が上下で引っかかっているところがある、噛み合わせの高さの変化などにより生じることがあるとされています。

 

3、飲酒

就寝前にアルコールを摂取すると歯ぎしりが起こりやすい、もしくは悪化する傾向があります。

歯ぎしりを指摘されている場合は、寝る前の飲酒を控えるもしくは、適度な飲酒にするよう心がけてください。

 

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●歯ぎしりの治療法

1、マウスピース(ナイトガード)による治療

歯の型取りを行って、マウスピースを作り、寝るときにつけてもらいます。これにより、歯ぎしりをスムーズに行えるようにする、歯がすり減る代わりにマウスピースが削れてくれるようにする物です。

また、マウスピースを装着することで、歯ぎしりによる音もなくなります。

 

2、かぶせ物、噛み合わせの治療

明らかに噛み合わせに問題が生じているようなかぶせ物や詰め物が存在している場合、調整あるいはやり直しを行います。

 

3、筋肉のマッサージ

緊張している筋肉の凝りをほぐし、顎周りの筋肉をリラックスさせていきます。

 

 

歯ぎしりを防ぐ、解消するためには

 

『ストレスをためない!』

 

ということが大切になります。

運動やストレッチをしたり、寝る前に趣味や楽しいことをしたりとストレスを解放する方法を見つけてみましょう!

 

歯ぎしりに心当たりのある方や、症状が当てはまるかた、他人から指摘されてしまったなどございましたら、一度ご相談ください。

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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