妊娠中の歯科治療は大丈夫??BLOG

2021/03/23

 

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

妊娠期間中は胎盤を通じてお母さんたちの栄養や酸素を分けてもらいながら、赤ちゃんはスクスクと成長していきます。

つまり、お母さんたちの摂取したものが赤ちゃんにも影響を与えるようになります。

そういったことから、お薬やレントゲンによる影響を心配される方も多いですし、赤ちゃんのことが大切だからこそ気にされて当然かと思います。

 

お口の中に問題がないようでしたら、妊娠期間中にお薬やレントゲンを撮る必要はないですが、虫歯や歯周病があると出産後、赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

 

詳しくはこちらのページをぜひご覧ください。

リンク:妊娠と歯周病の関係

リンク:妊娠中の方へ「マタニティ歯科」

 

では、妊娠期間中、残念ながら虫歯や歯周病の治療が必要になってしまった場合、どのようにする必要があるのでしょうか?

 

 

妊娠中の歯科治療は大丈夫??2

 

 

●歯科治療が行える時期

・妊娠初期(〜15週頃:4ヶ月頃まで)

妊娠初期は精神的に不安定なことも多く、過度な緊張やストレスが悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

また、つわりが強い方も多いため、お口の中を触る歯科治療が難しい場合もあります。

妊娠初期は骨格や臓器ができてくる時期でもあり、お薬やレントゲンによる影響を受けてしまう可能性が否定できません。

 

〈治療内容〉

妊娠初期は基本的に簡単な診査、歯のクリーニング、歯磨き指導をおこないます。

痛みといった不快な症状が見られる場合には、痛みを抑える応急処置にとどめておく場合が多くなります。

 

・妊娠中期(16〜27週頃:5〜7ヶ月頃)

母体も安定しており、赤ちゃんも大きくないため、治療に最も適した時期でもあります。

 

〈治療内容〉

安定期に入ってからは、通常の歯科治療やレントゲン撮影、お薬を飲んでもらうことも可能になります。

ただし、お薬はなんでも飲んで良いわけではありません。

極力、妊娠期間中にお薬を出すことはしないのですが、お薬を飲むことによる効果が大きい場合には飲んでいただく必要があります。また、その際にも赤ちゃんへの影響が少ないものを選択してお出ししますので、ご安心いただければと思います。

また、レントゲン撮影に関しては、エプロンを使用してお腹の赤ちゃんを守りますし、お口の限られた範囲でのみ撮影を行いますので、ご安心ください。

 

・妊娠後期(28週〜:8ヶ月以降)

この頃になると、お腹が大きくなってくるため、歩くのも、治療のイスに上がるのも大変になってきます。

治療でイスが横になっている際、お腹が赤ちゃんの重みで圧迫され、妊娠性低血圧とも呼ばれますが、低血圧になり気分が悪くなったり、吐き気などの症状を起こしてしまう場合があります。

 

〈治療内容〉

簡単なものであれば治療は可能です。しかし、抜歯などの大きな処置は早産などのリスクを高めてしまう可能性がありますので、応急的な処置にしておくことをオススメしています。

 

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●妊娠期間中の歯科治療の大きな目的

 

・出産直前直後の歯科医院に通うことができない時期に痛みなどの症状が起こらないようにする

 

大きな病院で歯科が入っているところであれば対応可能かと思いますが、通常、産科婦人科には歯科が入っていないため、対応できないことが多くなります。また、お口の中や自分のことどころではないかとも多いかと思います。

そんな時期に歯が痛くてどうしようもできない!という状況が起こらないようにしていきます。

 

 

・赤ちゃんに虫歯や歯周病の感染リスクを下げる

 

虫歯があるとお口の中の虫歯の原因菌が多く繁殖してしまっています。

また、歯茎が腫れていて歯周病が悪化している状態であれば、歯周病きんが多く繁殖してしまっています。

生まれた直後の赤ちゃんのお口の中には虫歯菌や歯周病菌はいない状態です。

これらの菌は唾液を通じて感染してきます。

つまり、赤ちゃんに接する機会の多いお母さんから感染する可能性が高いのです。ですので、出産前までに虫歯や歯周病の治療を終わらせておき、お口の中の菌を減らし、感染のリスクを下げておく必要があります。

 

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●麻酔の使用について

使用量は少量にとどめ、さらに麻酔のお薬は局所で吸収・分解されていきますので、胎児や母乳への移行はわずかで、影響はないとされています。

逆に痛みを我慢して治療を行う方が、ストレスや過度な緊張にもなり、母体にとっても赤ちゃんにとってもよくはありません。

できる限り、負担の少ない治療を優先することが、赤ちゃんにとっても重要になります。

 

このように、妊娠の週数やお母さんたちの体調によって歯科治療の行う内容は異なってきます。

初めての妊娠であれば、なおさら不安に感じる方も多いかと思います。

 

ぜひ、何でもご相談ください。体調や妊娠の週数に応じた適切な治療やアドバイスを行ってまいります。

また、妊娠がわかったら、早めに妊婦歯科健診の受診をオススメしております。

万一、虫歯など治療の必要性があった場合、出産予定日に向けて、週数に合わせた治療プランを立てていきます。

妊婦歯科健診についてはこちらに詳しくお話ししておりますので、ぜひご覧ください。

リンク:妊婦歯科健診は何のために受けたほうがいいの?

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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