口臭予防・口臭対策はどうされていますか?BLOG
2021/03/16
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今日は口臭について、その中でも予防と対策についてお話ししたいと思います。
『ん?なんか口がにおうかもしれない。。』
そう感じた経験のある方は誰にでもあるのではないでしょうか?
さらにこのご時世でマスクをする機会がはるかに多くなったため、自分自身の息を気にする機会もその分多くなっています。
口臭には実は種類があります。また、匂いの程度には個人差があり、不快な印象を与えてしまいかねない場合もあります。
まずは簡単にできるセルフチェックの方法をお伝えします!
●ビニール袋でチェック
①匂いのないビニール袋に息を吹き、膨らませます。
膨らんだら、袋の口を閉じます。
②深呼吸を2〜3回程度行い、鼻の感覚を整えます。
③ビニール袋の中の匂いをかいでみましょう。
●口臭チェッカーで確認
口臭チェッカーという商品も販売されています。
これにより簡易的にではありますが、自分自身の口臭を数値化し客観的に把握することができます。
◆口臭の感じやすいとき
●就寝中、起床時
睡眠中は唾液の分泌量が低下するため、お口の中で自浄作用や細菌の増殖を抑制してくれる効果が低下します。
そのため、口臭の原因となる細菌が増殖し、口臭が強くなります。
●空腹時
空腹時も唾液の分泌量が低下しがちです。また、食事の際、食物に含まれる繊維成分により汚れを絡め取ってくれ、唾液も多く分泌されるため、食後は一旦細菌数が低下します。
そのため、食事後時間の経過とともに細菌の数も増殖してくるのです。
●ホルモンバランスが変化するとき
妊娠中・月経期間・更年期等ホルモンバランスが変化すると、口臭が強くなる傾向にあります。
●ストレス・緊張を感じているとき
ストレスや緊張などで交感神経が働くと、唾液の分泌が低下し、口臭が強くなります。
◆口臭の種類
口臭にはいくつか種類が存在しています。
それぞれ原因があり、それに対する対策をお話ししたいと思います。
●生理的口臭
【原因】
起床時や空腹時の唾液の量やホルモンバランスの変化などで生じる口臭を生理的口臭と呼びます。
【予防・対策】
・お口の中の細菌数を減らす:適切な歯のお掃除、定期的な歯医者さんでのクリーニング、舌のお掃除
舌みがき・舌ケアについてはこちらに詳しくお話ししていますので、ご覧ください
・唾液分泌量を増やす:水分補給・唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージについてはこちらに詳しくお話ししておりますので、ぜひご覧ください。
リンク:やってみよう!唾液腺マッサージ♪ 〜知っていますか?唾液の効果とドライマウス予防〜
・口呼吸ではなく鼻呼吸を:お鼻の問題も絡むことがありますが、口呼吸はお口の中の乾燥に繋がり、口臭を生じてしまうことがあります。
口呼吸は口臭だけでなく、歯並び・噛み合わせの乱れ、お口の周囲にある筋肉の筋力不足が相互に関係している場合があります。
●病的口臭
【原因】
虫歯・歯周病といったお口の中に病気によって生じる口臭に加え、
扁桃炎、呼吸器疾患や消化器疾患、糖尿病などからも口臭が生じることがあります。
【予防・対策】
虫歯や歯周病のある方はしっかりと治療を行いましょう。特に、歯周病は口臭の原因となる細菌が多く、歯周病をコントロールすることが大変重要となります。歯周病があるか不明な場合には検査を行う必要がありますので、ぜひご相談ください。
お口の中以外の病気に関しては、それぞれ適切な治療が必要になります。
歯科の立場として言えることは、バランスの良い、規則正しい食生活は、消化器の負担を和らげ、口臭の予防はもちろんのこと、病気の予防にも繋がります。
●外因的(飲食・嗜好品による)口臭
【原因】
食べ物ではニンニク・ネギ・キムチが、飲み物ではお酒、コーヒーなどが口臭が出やすくなっています。また、タバコといった嗜好品も口臭として感じます。
【予防・対策】
飲食・嗜好品による口臭は自分自身でも気がつきにくいものです。
人前に立つ、至近距離で話す機会が控えているなどの場合には直前の摂取は控えることをオススメいたします。
●心因性(ストレス等)口臭
【原因】
全く口臭のない人はいません。しかし、ちょっとした口臭に対して、自分自身は口臭があると強く思い込んでしまう場合もあります。
【予防・対策】
恥ずかしがる必要は全くありません。一度、口臭に対してご相談ください。
原因がある場合には、それに対する処置を行います。しかし、口臭のレベルが他人に気が付かれないような場合には、しっかりとカウンセリングを行います。
◆当院の口臭治療の取り組み
●ブラッシング指導
日頃のケアが一番大切になります。適切な歯磨きの方法、舌のケアをしっかりと指導いたします。
●歯周病が原因の場合
口臭の一番の原因となる歯周病の状態の把握から行います。歯茎の腫れや深い場所にいる汚れを取り除き、歯周病の減少を目指し、口臭のレベルを下げていきます。
●虫歯が原因の場合
虫歯の治療を行います。適合の良いかぶせ物や詰め物出なければ、汚れが付着しやすく、口臭の原因となります。
●定期検診
私自身もそうですが、歯の汚れを完全に落としきることは残念ながら無理です。歯の構造上、複雑な部位、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスも届かない場所が必ず存在します。
そして、蓄積していった汚れが簡単に取れない汚れや歯石となり、歯周病へと進行することがあります。
そして、口臭の悪化へと繋がるため、日々の歯磨きに加え、定期的な歯科医院でのクリーニングを受けることをオススメします。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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