嘔吐反射が強くてなかなか歯医者へ通えない方へBLOG
2020/12/25
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
誰しも歯医者さんで、鏡やレントゲンのフィルム、水を吸うバキュームなどの器具を入れられた時に『オェッ!』となってしまったことはありませんか?
この『オェッ!』となることを嘔吐反射(異常絞扼反射、えずく)と呼びます。
一旦、この嘔吐反射が始まると、意識をそらそうとしますが、時すでに遅し。。止まりません。
その姿を見た歯科医師やアシスタントの表情がトラウマになってしまった、治療が進まない、また『オェッ!』となったらどうしよう、吐いてしまうかも。。。
などから、治療をしないといけないことがわかっていても、歯医者から足が遠のいてしまっている方が多くいらっしゃいます。
以前よりそのような嘔吐反射の方に対して、多く治療を行ってまいりました。中には「歯医者さんにご迷惑をかけてしまうから。。。」と言って、藁をもすがる思いで辿り着いた方も少なくありません。
嘔吐反射の程度は人それぞれであり、軽症の方から重症の方まで様々です。
軽症:奥歯の型とりやレントゲンのフィルムだけが難しく、他の治療等は可能
中等度:前歯周辺の治療は可能だが、奥歯の治療や舌に少しでも触れるだけで難しい
重症:前歯ですら治療が難しく、日常生活での歯ブラシの使用も出来ない
『オェッ!!』となりやすい方はどの程度かご参考ください。
当院における嘔吐反射が強い方への取り組みをご紹介させていただきます。
嘔吐反射が生じる原因はお口の中の感覚が過敏であることももちろんありますが、割合として多いのが、過去のトラウマや緊張感と言った心理的な要因も多く存在します。
当院は会話・説明を重視しており、どの患者さまに対しても少しでもリラックスしていただけるよう取り組んでいます。
しかし、それだけでは嘔吐反射を抑えることは難しいのも事実です。
そこで、まず行っていただきたいとこがあります。
・型とりやレントゲンのフィルムをお口に入れる際は、顎を引いてお鼻でゆっくりと呼吸
・意識をできる限りお口の中に集中させない:楽しいことを考えましょう
・みぞおちを指で押して気をそらす
当院として対応していることをご紹介させていただきます。
・診療のイスを起こし気味で治療:水平に倒すと、水がのど奥に溜まるため『オエッ!!』となりやすい
・水が溜まり、吸う際にはお顔を傾けてもらうことで、できる限り奥では吸わない
(特に嘔吐反射が強い方は、院長が自分自身で水を吸いながら治療をするため、喉に水がいかないようにします)
・表面麻酔薬を使用し、お口の感覚を鈍らせる
・型とりは硬化時間を早め、短時間で
・笑気吸入鎮静法を使用する
笑気吸入鎮静法に関する詳しい記載はこちらまで
嘔吐反射が強い方は、まずご相談ください。それぞれ症状や程度が異なるため、対応が異なってきます。まずは今までの治療の経験やお悩み、症状等をしっかりとお聞きした上で、当院の対応をしっかりと説明させていただきます。
『吐いてしまったらどうしよう』、『良い大人なのにすみません』などと話される方がいらっしゃいますが、決して恥ずかしがる必要などありません。
当院は安心して通院できる、歯科医院を目指しております。気軽にご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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