乳歯の段階で永久歯の歯並びがわかる?BLOG
2021/02/09
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
まずはこちらの写真を見ていただきたいと思いますが、こちらは5歳の女の子で、全て乳歯です。
大変きれいに並んでいて、問題はなさそうに見える歯並びとなっています。
歯並びが将来きれいになるために大変重要なことは、永久歯が生えてくるだけのスペースがあることです。
歯科医師会のHPより画像を引用したものではありますが、永久歯と乳歯では歯の横幅は大きく異なります。
引用元:テーマパーク8020
この図だけではわかりづらいので少しわかりやすく解説しますと、
永久歯の前歯4本の横幅は上の前歯で乳歯より7mm大きく、下の前歯では乳歯より5mm大きいことを示しています。つまり、生え変わりの時期にはそのサイズの永久歯が生えてこれるだけの前歯同士の間に隙間がないといけないのです。
次の写真は、下の前歯の裏側から永久歯が出てきたということで相談を受けたお子さまの写真です。
このように下の前歯において永久歯が裏側から出てくることはよくあることなのですが、出てきた永久歯が手前にある乳歯よりも明らかに幅が大きいことがわかるかと思います。
次の写真のお子さまは5歳8ヶ月の男の子ですが、この時期における理想的な歯並びの状態です。
6歳頃に永久歯が生えかわり始めて、その時初めて永久歯の歯並びを心配される方が増えてきます。
しかし、ここで知っておいていただきたいことが、次のグラフになります。
こちらのグラフは上あごの成長と下あごの成長を年齢ごとに示したものになります。
上あごは下あごよりも先に成長していくことがわかるかと思います。
ここで重要となってくることとして、歯並びの見た目に一番関わってくる上あごの成長は永久歯への生え変わりが始まってくる6歳頃には80%程度成長が終了しているのです。
つまり、6歳までにどれだけ顎が成長してるかが永久歯の歯並びに影響してきますし、それ以降は緩やかな成長となってしまいます。
永久歯が生えてから気がついても、歯並びがキレイになるための手助けは矯正治療で行わざるを得ない場合も多くなります。
当院ではキッズクラブに入って、定期的に予防に通われているお子さまやご家族の方には歯並びの状態に関して4歳前後からお話をさせていただくことが多くあります。
4歳頃であればまだ顎の成長がピークの時期であり、成長の曲線をできる限り正常にしていただくための取り組みをお伝えすることができるからです。
歯並びは矯正治療なしでキレイになることが一番ですし、そうなって欲しいと思っています。
お子さまの虫歯予防のために定期的に歯医者さんに通うことも大切なことではありますが、当院のお子さまの予防は歯並びが悪くなることを予防することも目的の1つとしています。
お子さまのお口の中に虫歯が無く、歯並びキレイな永久歯を目指している方はぜひご連絡いただければと思います。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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