子供が歯ぎしりしてるけど大丈夫？？BLOG
2021/02/02
こんにちは！『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
子供が横で寝ていて、突然『ギリッ！ギリッ！』とすごい音を立てながら歯ぎしりをしていて、びっくりしたような経験はありませんか？
時々、小児歯科治療の中で『歯がすり減って無くなりそうで怖い』『歯が割れてしまいそうで心配』とお母さんから相談されることもあります。
歯ぎしりといえば、大人がするようなイメージがあり、それが毎晩続くとなれば心配になるのも当然かと思います。逆に言えば、大人の方も歯ぎしりがある方はそのような大きな音を立てながら寝ているかもしれないと思ってもられる良い機会なのかもしれませんね。
この歯ぎしりに関しては、本人も寝ている間、無意識のうちに行われるため、起きてから本人に言っても意味がないですし、止める方法も見つかってはいません。
●子供の歯ぎしりの原因は？？
・あごの筋肉のトレーニング
・歯が生えてきていて、むずがゆさを解消させるため
・ストレスの解放
・あごの位置を決めるため
・顎の成長を促す役割
色々と書きましたが、原因がわからないことも多いのも事実です。ただし、基本的には子どもの歯ぎしりは成長過程で見られるものでもあり、むやみにやめさせる必要はありません。また、かなりの割合で（10歳未満で４割程度）歯ぎしりをしているとも言われており、決して珍しいものではありません。
大人の方の歯ぎしりはストレスなど心因性によるものがほとんどのため、少し歯ぎしりの役割や原因が少し大人と子どもでは異なります。
●子どもの歯ぎしりで歯が割れたりしない？？
歯のエナメル質は人体で最も硬い組織です。子どもの歯ぎしりは、大人の方の歯ぎしりと比較すると、力が弱いため、歯が割れたりするほどの力はありません。（虫歯で歯の強度が落ちている場合を除く）
しかし、乳歯は永久歯と比較すると少し柔らかいため、歯ぎしりの年数が長いと少しずつ削れてくることもあります。
●歯医者さんに相談した方が良い・注意した方が良い歯ぎしり
① 歯が揺れている
仕上げ磨きの際に生え変わりの時期でもないのに、グラグラと揺れている場合、歯ぎしりにより過度の負担がかかっている可能性があります。
② 顎関節症の症状が見られる
顎関節や顎周囲の筋肉が歯ぎしりにより負担がかかり、痛みや大きくお口を開けられないなどの症状が見られることもあります。
③ 前歯しか生えていない赤ちゃんの日中の歯ぎしり
生後6ヶ月頃、前歯が生え始めてきます。上下で前歯が生えてくると、前歯で音を鳴らして遊んだり、引っ掛けて遊んでいる様子を見ることもあります。ただし、この頃は歯の根っこ（歯根）が未完成のため、やりすぎは歯が動き、受け口（反対咬合）になるお子さまを見かけてしまうこともあります。
このような症状、様子が見られた場合にはご相談ください。
● 歯ぎしりをしている時は定期的にお口のチェックをオススメします
子どもの歯ぎしりは基本的に悪さをすることはないのですが、歯並びが悪化してしまうほどのものや、すり減り方が強すぎる場合もあります。
また、虫歯の治療を行ったことのあるお子さまに歯ぎしりが見られる場合、詰め物が外れやすい、欠けやすいなど特に注意が必要となります。
日頃から、仕上げ磨きの際にお口の中をチェックすることはもちろんのこと、定期的に歯医者さんで見てもらいながら、異常が起きていないか確認することをオススメします。
歯ぎしりの原因には大人も子どもも共通して『ストレス』があります。
歯ぎしりが見られる時期は、生活環境の変化、学校、習い事、友人関係などで子供なりにストレスを感じている可能性があります。
本人との触れ合う時間を増やしたり、色々と話したりしながら、心のケアも大事な治療法かと思います。
先ほどもお話ししましたが、基本的には子どもの歯ぎしりは成長に必要なものでもあり、心配する必要はあまりありません。
少しでも気になることがある場合には、早めにご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長：吉用 卓（よしもち たく）
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10－2
HP：https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目：一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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