虫歯をよく繰り返してしまう?BLOG
2021/01/15
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
虫歯を治療したらもう安心と思っていませんか?また、昔治療したところが虫歯になっていて、治療を繰り返していると感じている方はいませんか?
実はどのような治療でも耐用年数が存在します。基本的には5年から10年程度してくると治療したものの耐用年数がやってきます。耐用年数を超えると何が起こるかと言うと、外れてくる、周囲から虫歯が発生するなどとして現れてきます。
なぜそのようなことが現れるかと言うと、1番の大きな原因がセメントなどの接着力の低下です。お口の中は体温によって高温、唾液によって多湿という接着力を出すには過酷な条件となっています。さらに、お口の中には冷たいものはアイスなどの0度近いものから、熱いお茶では70度くらいまで温度変化が大きい環境となっています。歯や金属、セラミックス、セメントを含め全ての物質は温度によって伸縮します。それぞれの材料の伸縮の大きさの違いから接着力が少しずつ低下していきます。
接着力の低下から少しずつ人工物との間に隙間が生じ、虫歯が境目から発生していきます。
このように、虫歯は定期的に繰り返してしまうのです。
そして、虫歯の治療を繰り返すたびに天然の歯は小さくなり、強度もその度に低下していきます。
また、人工物はどのような材質であっても、継ぎ目のない天然の歯には敵うことはできません。目には見えない段差が存在し、そこには菌が繁殖しやすい状況となっています。
虫歯の治療をした部位はやはり虫歯になりやすいですし、耐用年数が存在します。虫歯の治療をしたことがない歯で、そのまま虫歯にならなければ寿命まで、半永久的な耐用年数となります。
治療材料も虫歯を繰り返しやすさがあります。
保険の金属とセラミックスにおける歯との接着性能および接着耐用年数は、セラミックスの方が有効であるという報告が多くあります。
セラミックスは見た目だけでなく、接着性能が高いということも選択材料の1つになるのではないかと思います。
それぞれのメリットデメリットを述べたいと思います。
●保険の金属(金銀パラジウム合金)
□ メリット
・保険適応のため、安く、短期間でできる
・硬く、割れることがほぼない
□ デメリット
・奥歯であっても口を開けると金属の色が目立つため、治療していることが気づかれやすい
・金属は少しずつ腐食し、細菌が付着しやすくなる
⇒歯周病・虫歯のリスクが高まる
・金属アレルギーを生じる可能性
・金属と歯は接着が弱く、境目から虫歯を生じることも
●セラミックス(オールセラミックス)
□ メリット
・短期間でできる
・見た目が白く自然なため、治療していることが気づかれにくい
・金属アレルギーの心配がない
・歯との接着が強固で境目からの虫歯を生じるリスクが少ない
・腐食を生じる心配がなく、汚れが付きにくい
□ デメリット
・保険外のため費用がかかる
・歯ぎしりや予期せぬ力が加わると割れることがある
ここで、注意してもらいたいというのが、セラミックスには割れやすいという欠点がどうしてもつきまといます。噛む力が大変強い方や寝ている時の歯ぎしり・食いしばりがある方、硬い食べ物をよく好んで食べる方などは割れるリスクがあります。
また、慣れている歯科医師でないと、セラミックスの詰め物やかぶせ物にはセラミックスの特性に応じた形に削る必要があります。不慣れな歯科医師ですと、簡単に割れたり、すぐに外れたりとトラブルが多いのも事実ではありますので、注意してください。
また、保険の金属による治療も決して悪いわけでありません。何よりも治療後に虫歯を繰り返すかどうかは、保険のものでも、保険以外のものでも、適切な形に削られているか、精確な型取りができているか、精確に作られているか、接着操作が適切であるかが何よりも重要な要素となります。
当院では何よりも精確で虫歯をくりかえさせない治療を目指しています。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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