メタルフリー治療とは??BLOG
2024/06/20
小倉南区下曽根の歯医者 たんぽぽ歯科・矯正歯科、院長の吉用です。
今回は、「メタルフリー治療とは」についてお話をしていきます。
メタルフリー治療とは、金属を使用せずに歯科治療を行う方法であり、審美性や生体適合性に優れているため、多くの患者さんにとって非常に魅力的な選択肢です。
1. メタルフリー治療の背景
従来の歯科治療では、金属が広く使用されてきました。金属は強度が高く、耐久性にも優れているため、多くの治療で用いられてきました。
しかし、金属アレルギーや審美的な問題、生体適合性の観点から、金属の使用は見直されてきています。
実際、日本では使用されているパラジウム合金が、現在欧米諸国では使用禁止となっております。
世界的にもメタルフリー治療が進めている中で、日本でも昨今メタルフリー治療が注目されるようになってきています。
特に、審美歯科や予防歯科の分野での需要が高まっています。
2. メタルフリー治療の種類
メタルフリー治療にはいくつかの種類があります。それぞれの治療法には特性があり、患者さんのニーズや症状に応じて選択されます。
◯ セラミック治療
セラミックは、その透明感と自然な歯の色調に近いことから、審美的に優れた材料です。また、セラミックは生体適合性が高く、アレルギー反応を起こしにくいという特徴があります。
◯ ジルコニア治療
ジルコニアは非常に強度が高く、奥歯のクラウンやブリッジなど、強い力がかかる部分の治療に適しています。セラミックと同様に、生体適合性が高く、審美的にも優れています。
◯ レジン治療
レジンは、比較的低コストで治療が行えるため、広く使用されています。特に小さな虫歯の治療や、前歯の修復に適しています。ただし、強度はセラミックやジルコニアに劣るため、使用箇所には注意が必要です。
3. メタルフリー治療のメリット
メタルフリー治療には、多くのメリットがあります。
1、審美性: 金属を使用しないため、自然な歯の色に近い仕上がりが可能です。
2、生体適合性: アレルギー反応を引き起こしにくく、口腔内での安全性が高いです。
3、長期的な健康: 金属が溶出することによる身体への影響を避けることができます。
4、温度感受性: 金属に比べて温度変化に敏感でないため、温度による痛みが軽減されます。
4. メタルフリー治療のデメリット
一方で、メタルフリー治療にもいくつかのデメリットがあります。
1、コスト: メタルフリー材料は保険と比較すると高価であるため、治療費が高くなる傾向があります。
2、強度: 場所によっては、金属の強度に劣る場合があります。特に奥歯の治療では、材質によって強い衝撃を与えると割れてしまうことがあります。
5. メタルフリー治療の適用範囲
メタルフリー治療は、多くの歯科治療に適用可能です。特に前歯の治療や審美的な治療においては、その効果を最大限に発揮します。具体的には、クラウン、ブリッジ、インレー、アンレー、ラミネートベニアなどの治療に使用されます。
6. メタルフリー治療の費用と保険適用
メタルフリー治療の費用は、材料や治療の種類によって異なります。保険適用外となることが多いため、事前に費用の確認が必要です。
ただし、保険適用の範囲内で行える治療もありますので、お気軽にご相談ください。
7. メタルフリー治療の将来展望
メタルフリー治療は、今後ますます普及すると考えられます。技術の進歩により、材料の強度や審美性がさらに向上し、より多くの患者さんにとって身近な治療法となるでしょう。また、予防歯科の重要性が認識される中で、生体に優しい治療法としての需要が高まると予測されます。
まとめ
メタルフリー治療とは、金属を使用せずに行う歯科治療であり、審美性や生体適合性に優れています。
セラミックやジルコニアなどの材料を使用することで、自然な見た目と高い安全性を実現できます。
一方で、治療費が高くなる等のいくつかのデメリットもありますが、将来的には、さらに普及し、多くの患者さんにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
皆様の口腔内の健康を守るために、最適な治療法を選択することが重要です。メタルフリー治療について興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
日本顎咬合学会認定医
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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