仕上げ磨きはいつまでするものなの?BLOG
2020/12/30
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今回は、仕上げ磨きはいつまでするものなの??というお話をしたいと思います。
『自分で歯磨きするからお母さんは僕の歯を磨かなくていい!』と言われてしまった。
もう小学生になり、自分で歯磨きをしているからもういいかな〜といって、仕上げ磨きの卒業を迎えてしまう方はいませんか?
実は、この小学生になってからのお口の中の変化は大変重要なものです。
多くのお子さまは6歳頃から永久歯の生え替わりが始まります。そして、永久歯を年齢が若い段階で虫歯にさせないことが、一生自分自身の歯で食べるために大変重要なことです。
こちらの図は歯の治療サイクルで、一度治療したことのある部位は定期的に虫歯になり、最終的には抜歯となるイメージ図になります。
早い場合には最初の虫歯の治療を行ってから20年もしないうちに抜歯となる場合もあります。
これが6・7歳で虫歯になった場合はどうでしょうか?30歳までに歯を失ってしまう可能性もあるのです。
ここで、改めて知っておいて欲しいことは、『小学生の頃に永久歯を虫歯にさせないことが、将来的に歯で苦労させないために最も大切な期間』ということです。
乳歯のうちに虫歯予防は大変気をつけられる方が多いのですが、小学生になったとたん任せっぱなしになってしまう方が多いことが私自身大変心配しております。
●仕上げ磨き卒業の本来の目安
『自分自身での歯磨きの習慣ができ、歯磨きの技術が身についた段階』だと考えています。
①歯磨きの習慣
歯磨きの回数は食事の回数分である1日3回出来ることが理想だとは思いますが、適当な歯磨きを3回するというよりは、朝は口臭やエチケット程度に歯磨きを行い、就寝前に1本1本丁寧に磨き、フロス(糸ようじ)を用いて歯と歯の間の汚れまでしっかりと取ることをオススメいたします。
私自身のお願いとしては、ご家族の方がお手本となっていただきたいと思っております。
小学生ともなると、ご家族の姿や行動をよく見ております。ご家族の方の歯磨きの習慣が出来ていなければ、お子さまの歯磨きの習慣はなかなか出来てきません。
お子さまに歯磨きをしてもらうためにも、ご家族の方の歯磨きの習慣も見直してみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
②歯磨きの技術が身についた段階
歯磨きの技術が身についている、つまり汚れを残さず磨き上げることができるようになったということですが、これは自分自身で見ても、ご家族の方が見ても、汚れ(プラーク)は白いためなかなか磨けているかの評価が難しくなっています。
そこで、私たちの医院では定期検診で歯の汚れが取れているかの評価のため、汚れに色をつけて磨けているか確認を行います。もちろん、磨いてきていないというお子さまもいますので、その場で歯磨きの方法や汚れの取れている状態の評価を行うことで、歯磨きの技術を向上させ、歯に対する意識を上げることも行っていきます。
私たちの定期検診は虫歯がないか、歯並びや生え替わりが問題ないか見ていくだけではありません。
日頃の食生活習慣・歯磨き習慣の確認に始まり、お子さまの歯磨きの技術向上・意識向上を行っていくことも大変重要なものだと考えています。
年齢が上がっていくにつれ、なかなか仕上げ磨きをさせてくれなくなったり、照れから嫌がるようになることも多くなります。
しかし、先ほども述べておりますが、小学生の頃のお口の中は大きく変化していく時期であり、一生ものの永久歯が生えてくる大切な時期でもあります。
私としては、永久歯が全て生えそろう時期(12歳前後:6年生)まで仕上げ磨きを行うつもりでいて欲しいとご家族の方にお伝えしております。
当院では12歳までを対象にキッズクラブを立ち上げており、健康な永久歯の生えそろったお口の中になるよう全力でサポートを行っております。お子さまそれぞれの性格やお口の状態に応じたアドバイスや適切な管理・予防を行なっております。
何か不明なことがあれば、当院までご連絡ください。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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