歯ぎしり用マウスピースの効果(ソフトとハードの違い)〜顔やせにも効果的??〜BLOG

2022/11/23

こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。

 

今回は

『歯ぎしり用マウスピースの効果(ソフトとハードの違い)〜顔やせにも効果的??〜

という内容でお話ししたいと思います。

 

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●歯ぎしりの原因

 

原因がわかっていないことも多いのですが、眠りが浅い時に噛むための筋肉(特に咬筋)に無意識に力が入ることで起こります。

 

・ストレス

ストレスを解放させるために歯ぎしりを行い、解消させると考えられています。

歯ぎしりの原因として最も多いとされています。

 

・噛み合わせ

噛み合わせが悪いと歯ぎしりも起こりやすくなるとされています。

また、歯の治療により、噛み合わせに変化が生じると、歯ぎしりも起こるとされています。

 

・食習慣

飲酒や喫煙、カフェインをよく摂取される場合、眠りが浅くなる傾向があり、歯ぎしりが生じやすくなります。

 

 

子供も実は歯ぎしりをすることがよくあります。

過去のブログで、詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

リンク:子供が歯ぎしりしてるけど大丈夫??

 

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●歯ぎしりの恐ろしい力

 

日常生活において、噛む力というのは自分の体重と同じくらいの力を出すことができるのですが、

 

徳島大学の研究グループの報告では、数%の方は寝ている間の歯ぎしりの力は体重以上の力を発揮することができるというデータが出ています。

 

歯ぎしりは睡眠の浅い時間帯(レム睡眠)に起こるとされており、

1回の睡眠で1時間以上もギリギリと強い力で歯がぶつかっている可能性もあります。

 

通常の方であれば、1日に上下の歯がぶつかる時間は食事の時がほとんどで、トータル20分程度とされていますし、その20分間で体重と同程度の力で噛み締めることも少ないのです。

 

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●歯ぎしりを放置していると・・・

 

歯ぎしりをされていると、先ほどお話ししたような歯の過剰な負担がかかり続け、歯がすり減ったり、詰め物や被せ物が外れたり、壊れたりすることがあります

 

また、インプラントもそのような過度な力に耐えきれず折れてしまったりとトラブルを起こしてしまうこともあります。

 

たかが歯ぎしりと甘く見ていると、最悪の場合、歯が折れて抜歯に至る場合やインプラントがダメになってしまう場合もありますので、大変注意が必要となります。

 

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●歯ぎしりの治療法:マウスピース(ナイトガード)の効果

 

・歯の保護

歯ぎしりそのものをマウスピースを使用することで止まるということはありません。

歯は鉄よりも硬く、いくら硬いマウスピースであっても、マウスピースの方が先に削れてしまいます。

歯ぎしりによって上下の歯がこすれ歯が削れてしまうのを、歯よりも柔らかいマウスピースを使用することで、歯が削れずにマウスピースが削れることで、歯を保護することを目的としています。

これにより、歯がすり減らない、歯が折れないという効果を発揮してくれます。

 

・人工物の保護

歯ぎしりが見られる方の特徴として、

虫歯の治療で行なった人工物が割れる、取れるということが繰り返されることがあります。

これは人工物そのものは数100キロの力には耐えられるだけの強度を持っています。

しかし、その接着面は歯ぎしりの負荷が何度も何日もかかり続けると破壊されてきて、割れたり撮れたりする原因に繋がります。

歯ぎしりに対して、マウスピースを使用することで、これもマウスピースに負荷がかかるだけですので、人工物の保護につながります。

これは保険が効かないような高価な治療をされた場合には、安心のためにも使用をオススメする場合もあります。

 

・歯周病の予防や進行防止

歯周病とは大まかに解説すると、歯を支えている歯茎や骨を破壊する病気です。

その歯周病を引き起こしたり悪化させる要因には、力が存在します。

歯を支えている骨は、大変薄く、強度も決して高くはありません。

そのような骨に毎日何時間も60キロ近くの負荷がかかると、破壊につながり、歯周病を引き起こしたり、歯周病にかかっている歯は進行してしまいます。

歯周病になっていない方は歯周病にさせないために、

残念ながら歯周病となっている方は歯周病を悪化させないために

歯ぎしりが疑われる、あるいは歯ぎしりがある方にはマウスピースの使用をオススメしております。

 

・小顔効果

これは補助的な効果かと思いますが、歯ぎしりでは咬筋と呼ばれる、耳の下あたりにある顎の骨の角の部分についている筋肉が使われます。

歯ぎしりをすることで、この筋肉を毎日筋肉トレーニングしている状態となってしまいます。

そうすると、よくエラが張っていると呼ばれるような状態となります。

マウスピースを使用することで、噛み合わせが高くなります。

すると、咬筋が引き伸ばされた状態となっており、強く筋肉が収縮しないようにしてくれます。

継続的にマウスピースを使用することで、この咬筋が過剰に使われすぎている状況を防止でき、エラが張ってしまうことを防止でき、小顔効果にも繋がるかと思います。

 

あくまで補助的な効果になりますので、全ての方に効果を保証できるものではありませんので、あらかじめご了承ください。

 

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●マウスピースの材質の違い

 

ソフトタイプ

ポリエチレン樹脂でできた柔らかいマウスピースです。

 

【メリット】

・違和感が少ない

柔らかいため、ハードタイプにみられるような歯が締め付けられるような感覚がありません。

 

・作製が簡単

これは作る側のメリットになりますが、

柔らかいため、圧接し、切るだけで簡単に作製ができてしまいます。

 

・着脱が簡単

柔らかいので、着けるのも外すのも簡単です。

 

【デメリット】

・柔らかいため、破れたり壊れやすい

 

・筋肉の活動量が増加する

柔らかさから、噛み込むため筋肉の活動量が多くなるという報告があります。

マウスピースそのものも歪むため、使用することで逆に歯が欠けやすくなったり、被せ物などが壊れやすくなるとも言われています。

 

・噛み合わせの調整ができない

均等に噛み合わせを与えたり、調整ができないため、歯に与える負荷を分散させることが難しいことがあります。

 

・壊れた時に修理ができない

 

実は、ソフトタイプの方がデメリットが多いのです。

 

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ハードタイプ

ペッドボトルと全く同じ材質になり、力を強くかけると変形しますが、簡単には曲がったりしないマウスピースです。

 

【メリット】

・噛み合わせを適切に与えることができる

ソフトタイプだと、噛み合わせを綺麗につけることが残念ながらできません。

ハードタイプですと、模型の段階で均等に噛み合わせができるように調整を行い、さらにお口の中でも細かく調整して、より歯を保護できるようにしていきます。

 

・修理が効く

ハードタイプも少しずつですが、すり減り、穴があいてくることがあります。

ですが、材料を盛り足していくことで、修理を行うことができます。

また、一部割れてしまったという場合でも、修理を簡単に行うことができます。

つまり、ハードタイプはうまくお手入れや修理を行うことで長く使い続けることができるのです。

 

・噛み合わせの高さを高くも低くもできる

噛み合わせの高さを高くすればするほど、筋肉の緊張を和らげる効果があります。しかし、その分、違和感も強くなってしまいます。

ですので、一人ひとりに合わせた高さ調整ができるということは、ハードタイプならではの特徴ですし、これが重要でもあります。

 

【デメリット】

・違和感がある

硬いということもあり、歯をホールドする力も強くなります。

ハードタイプは入れた時にキュッと歯が締め付けられるような感じが少しあります。

ただし、これは調整することで軽減させることが可能です。

 

・つけ外しには慣れが必要

硬いため、外すのにはどうしても慣れが必要となります。

これはスタッフがつけ外しの方法をしっかりとアドバイスいたしますので、ご安心ください。

 

・作製に時間がかかる

これもソフトタイプと同様、作る側の問題ですが、作製はソフトと比較すると大変です。

 

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●ナイトガードをつけた後の注意点

・違和感

どちらのタイプも最初は違和感を感じます。

毎日使うものですので、次第に慣れてきますが、やはりハードタイプの方が着用時の締め付けられる感じがあり、慣れに時間がかかってしまいます。

もちろん、違和感が強く、慣れてこない場合には調整を行いながら違和感を減らしていきます。

 

・清潔に保つ

マウスピースは汚れが付着しやすくなっています。

水でサッと洗い流すだけでは、凸凹の強い場所に頑固な汚れが付着してしまい、簡単に取れなくなり、次第にマウスピース全体が黄ばんできてしまいます。

そのため、朝起きて、外したマウスピースを毎回歯ブラシで汚れをしっかりと取る必要があります。

 

・熱湯消毒や暑い場所に放置しない

ソフトタイプもハードタイプも熱で固めたものになります。

高温状態となると、変形してしまうことがあります。

 

・消耗品である

耐用年数にはその歯ぎしりの程度にもよりますので、個人差があります。

ソフトタイプを使用した場合は、消耗が速く、半年でダメになってしまう場合もあります。

ハードタイプでは、先ほどもお話ししたように修理が可能となりますが、それも限界がありますので、2〜3年程度と考えてください。

 

・定期的に歯医者さんでマウスピースを確認してもらう

マウスピースは徐々にすり減ってきますので、噛み合わせも少しずつ変化していきます。

すると噛み合わせが合わなくなることもあります。

ですので、一度作ったら終わりというわけではなく、噛み合わせをみていきながら、必要な場合には調整をしていくことも必要となります。

 

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歯ぎしりの程度は人によって全く異なりますが、歯や顎への負担は大変大きなものです。

歯ぎしりのある方にマウスピースを使用することで、大切な歯やインプラントを守るためにも、筋肉疲労から生じる頭痛や肩こりなどの症状の緩和も期待されます。

 

ただし、歯ぎしりを予防するためにも、生活習慣の改善やストレス解消法を見つけたりと、日常生活で行えるリラックス法を探すことも大切なことでもあります。

 

歯ぎしりを指摘されたことがある方や、朝起きた時に顎周りの筋肉がだるような感じがある場合には、一度ご相談くださいね♪

 

 

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家族みんなのかかりつけの歯医者さん

たんぽぽ歯科・矯正歯科

院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp

TEL:093-475-4182

歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科

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