乳歯が抜けたけど、なかなか永久歯が生えてこない・・・大丈夫??BLOG
2022/10/16
こんにちは!『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今回は
『乳歯が抜けたけど、なかなか永久歯が生えてこない・・・大丈夫??』
という内容でお話ししたいと思います。
乳歯が抜けたのにも関わらず、いつまで経っても永久歯が出てくる様子がないと不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当院でも多くの方から相談を受けることが多い内容となっております。
特に一人目のお子さまでしたら尚更心配されることも多いかと思います。
と言うことで、歯がなかなか出てこない原因やその対応について詳しく解説していきたいと思いますので、ぜひご覧ください♪
●出てこない原因
乳歯が抜けた後になかなか永久歯が出てこないということにはいくつか原因として考えられます。
・早く抜けてしまい、永久歯が出てくる前に骨や歯茎が治ってしまっている
・過剰歯や歯牙腫といった障害物が存在している
・次に生えるべき永久歯がない
・生えるスペースがなく、引っかかってしまっている
・埋まっている状態が悪く、自然に生えてこれない
主に以上のようなことが考えられます。
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
・早く抜けてしまい、永久歯が出てくる前に骨や歯茎が治ってしまっている
通常の生え変わりの場合、永久歯が生えてくる際に乳歯の根っこを溶かし、抜けた際には次の永久歯の一部が見えているような状態となることが多いものです。
しかし、ケガや虫歯、原因不明に早く乳歯が抜けてしまった場合、次に生えてくるべき永久歯はまだ深い位置に存在するため、抜けた後の歯茎や場合によっては骨まで治ってしまいます。
すると次に生えてこようとする永久歯は骨や厚い歯茎を溶かしながら生えてこなければならないため、出てくるまでに時間がかかってしまうことが多くなります。
・過剰歯や歯牙腫といった障害物が存在している
なかなか生えてこない理由として、永久歯が生えてこようとする先に過剰歯や歯牙腫と呼ばれる異常物が存在しており、出てこれないこともあります。
これはレントゲンを撮影するたまたま見つかることがほとんどです。
このような場合には障害物となっている邪魔な歯を抜歯する必要があります。
過去のブログで過剰歯について解説しておりますので、ぜひご覧ください♪
リンク:過剰歯って抜歯した方がいいの??
・次に生えるべき永久歯がない
実は、永久歯がないという方は10人に1人という高い割合で存在しており、決して珍しいことではありません。
通常、永久歯がない場合は、乳歯が永久歯と同じ役割を果たしていけるようサポートしていく必要があります。
ところが、下の写真の白矢印の乳歯のように、永久歯がなくても根っこが溶けていき、抜けてしまうことも少なからずあります。
そのため、抜けた後に永久歯が一向に生えてこない場合、実は永久歯そのものが存在していないことも高い割合で存在しているため、注意が必要となります。
・生えるスペースがなく、引っかかってしまっている
下の写真のように白矢印の隙間に永久歯が生えてこようとしています。
しかし、生えてこようにもスペースが不足しているため、なかなか生えてこれない場合もあります。
このような場合、たいていは内側や外側などズレた位置から、何とか生えてこようとする場合がほとんどです。
永久歯が存在しており、ちゃんとした方向に生えている場合には、ちゃんと生えてくることがほとんどです。
・埋まっている状態が悪く、自然に生えてこれない
これもたまに見かけることがあります。
下の写真のように、本来生えてくるべき場所から遠く離れ、さらに全く違う方向に歯が向いてしまっていることがあります。
この写真の方のように、どうしようもできないような埋まり方をしている場合、矯正治療でもどうしようもできないことがあります。
このような状態の場合、何年待っても生えてくるとはありません。
埋まっている状態次第では矯正治療により引き出すことも可能となります。
●いつまで待っても大丈夫?
通常、抜けた直後から、数ヶ月して生えてくることがほとんどです。
それぞれの永久歯は一般的に生えてくる年齢が決まっていますが、その時期から大きく経過しても生えてこない場合には、何か異常が見られる可能性があるため、診察してもらう必要があるかと思います。
しかし、実年齢とお口の中の発育年齢がずれているお子さまもいます。
ですので、
乳歯が抜けてから遅くても半年経過しても永久歯が生えてくる気配が見られない場合には歯科医院への受診をオススメ
します。
●なかなか生えてこない時の対応について
・まずは生えてきていない部位の歯茎を見てみましょう
下の写真のお子さまのように、まだ永久歯が見えていなくても、歯茎の形が永久歯の形に盛り上がって、さらにうっすら白くなってきていないかを確認してみてください。
これは歯茎の真下に永久歯が存在している状態であり、永久歯の形に歯茎が盛り上がり、歯茎も薄く、突き破る直前であることを示しています。
このような場合、生えてくるのを待っても構いません。
・半年も待てない、不安に感じるなら早めに受診しましょう
一人目のお子さまや、上のお子さまと状況が違ったりすると、不安になってしまうのは当たり前かと思います。
ですので、不安に感じた場合には歯科医院へ相談し、生え変わりの状況を詳しくみてもらうことが、確実な方法となります。。
不安に感じた場合には、決して放置せず、問題がないかを確認し、適切な処置が必要か、様子を見て大丈夫かを診断してもらいましょう!
何か不明なことやお悩みなどございましたら遠慮なくご相談くださいね♪
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長:吉用 卓(よしもち たく)
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10-2
HP:https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目:一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/