なぜ歯医者で予約なしだと断られてしまうことがあるのでしょうか？BLOG
2022/09/18
こんにちは！『家族みんなのかかりつけの歯医者さん』小倉南区下曽根のたんぽぽ歯科・矯正歯科の院長の吉用です。
今回は
『なぜ歯医者で予約なしだと断られてしまうことがあるのでしょうか？』
という内容でお話ししたいと思います。
内科や耳鼻科咽喉科、眼科、整形外科、産科婦人科など様々な診療科がある中、歯科では予約制度を実施している医院が多くなっています。
最近では混雑を防ぐ目的に小児科や内科などでは少しずつ順番待ち予約を導入されている医院を見かけるようになってきました。
多くの歯科医院では予約制度を導入しておりますが、たんぽぽ歯科でも『予約優先制度』とさせていただいております。
まだまだ、歯科医院で予約の必要性をご存知ない方もいらっしゃいますので、その必要性を理由を含めて解説させていただきたいと思います。
では、なぜ歯医者さんで予約なしだと断られてしまうことがあるのでしょうか？？
簡潔に言いますと、対応しきれないためです。
それは、歯科医院において予約が必要な理由をお読みいただけたら、少しご理解いただけるのではないでしょうか？
そして、歯科治療の特殊性について少しでも知っていただけたら幸いです。
予約が必要な理由を簡単に挙げますと、
・歯科治療は細かな手作業
・入れ歯や被せ物など出来上がるまでに日数が必要
・入れたお薬の効果を待つ時間が必要
・流れ作業になってはいけない
・歯を治せばそれで良いわけではない
・待たされて嬉しい人なんていない
以上のようなことから、私は歯科医院では予約が必要だと考えております。
それでは1つずつ解説していきたいと思います。
●歯科治療は細かな手作業
歯医者さんで治療を受けたことのある方は思い出して頂きたいのですが、虫歯の治療を例にとってみても、
治療の説明→麻酔→削る→型取り→仮のフタ
歯の神経の治療であれば
治療の説明→麻酔→神経の除去→内部の清掃→洗浄→お薬を入れる→仮のフタ
など、虫歯の治療では歯科医師がずっと付きっきりとなる内容ばかりです。
また、歯周病の治療などでは
歯周病の検査→小さな歯石の除去→歯の清掃
など、歯科衛生士さんが細かな作業を丁寧に行っています。
つまり、歯科は話を聞いて、適切なお薬の処方や検査を行うといった内科などの流れと異なり、小さな手術を毎日、1日中行っていると考えていただくと、ご理解しやすいのではないでしょうか？
残念ながら、ロボットのようなものに設定をしたら自動で行ってもらえるようなものではありません。
あらゆるスタッフが決められた時間内に丁寧に処置を行い、次に来院される方をお待たせしないよう、時間配分を行いながら行動しております。
そのため、一日で最大で診療を行える人数には限界があるのです。
●入れ歯や被せ物など出来上がるまでに日数が必要
入れ歯や被せ物、詰め物など歯科治療において欠かすことのできない、歯を治すためには、歯科技工士さんが多く活躍し、頑張って作ってくれているという現状があります。
その１つ１つは大変精密に作られており、作品と言っても良いほどのものです。
そのため、どうしても仕上がるまでにはある程度の日数が必要となります。
最近では歯科技工士になりたい方の減少や、せっかく国家資格を持っても実際に歯科技工士として働かず、他の職種に就職される方も多いという現状が数十年と続いているという状況が変わっておりません。
先日のyahooニュースでもそのような内容の話が上がっていました。
労働環境の悪さから、このような問題が起きているという実情があります。。
その流れから、歯科技工士における働き方改革も進んできており、その分、被せ物などの仕上がりに時間がかかるという点も否めません。
しかし、この点を歯科医院としても協力していかなければ、数十年後には歯科技工士不足がより深刻化してしまいます。
治療が必要となる患者さまに詰め物や被せ物を入れることができない、海外の技工所に出し、質の悪いものを入れることになるなどということがあってはいけないため、この点はご理解いただきたいところでもあります。
●入れたお薬の効果を待つ時間が必要
歯の神経の治療や膿が溜まってしまっている場合など、お薬を使用して時間を待つ必要があります。
お薬の効果が現れる、適切なタイミングで来院して頂きたいことが多いため、予約を取らせていただいております。
●流れ作業になってはいけない
予約なしで来院される方が多い場合、できる限り待たせないようにしなければならず、治療を早く切り上げたり、雑になってしまったり、応急処置だけで終わらせたりと、『回せ回せ！』ということになりかねません。
集中力も続かず、良質な歯科治療の提供が困難となってしまうことを一番避けなければいけません。
一人ひとり、丁寧に、適切な治療を提供するためには予約をして頂き、しっかりとした治療の時間の枠を確保することがどうしても必要となります。
●歯を治せばそれで良いわけではない
私たち、たんぽぽ歯科では、『ただ歯を治せば良い』とは考えておりません。
たんぽぽ歯科に来ていただいた方には、治療を丁寧に、確実に行うだけでなく、治療を繰り返させない、歯を失わせないための歯に対する知識や興味を持って頂きたいと考えています。
そのためには、患者さま一人ひとりとのお話をさせていただく時間や説明の時間が大切だと考え、その時間をしっかりと確保しております。
たんぽぽ歯科では、
『来院された方が美味しく食事を取ることができ、それが長く続けられる』
ことを目標として、日々の診療や定期検診、歯のお掃除を行っております。
●待たされて嬉しい人なんていない
予約時間は、たんぽぽ歯科においても、それ以外の企業でも守らなければいけない時間だと思います。
例えば
・高級レストランで19時に予約していたとします。
19時に到着しましたが、20分経っても入れてもらえません。
店員に聞いたところ、
『予約外でいらした方がまだ食事していますので、お待ちください。』
そう聞いて、何も思わず待つことでできるでしょうか？
・新幹線が定刻でくる予定で、駅のホームで待っていたが、予定よりも15分遅れで到着して
「15分の遅れでやってくるなんて、早くて助かった」
なんて思われる方なんていらっしゃるのでしょうか？
予約はそれだけ大切な、守らなくてはいけない時間だと考えています。
ですが、予約時間をなんとなくの時間と考えている歯科医院も多くあるのも事実です。
皆様が通いやすく、安心して治療を受けていただくために予約時間は存在しております。
たんぽぽ歯科では『予約優先制』としております。
これは、『予約の方を優先して治療を行います。』という意味ではありますが、当院では予約なしで来院された方には、当日のキャンセルなどで空いている枠をお伝えしております。
その空いている枠までお待ちいただくか、その時間まで買い物やまた改めて来院していただくなどの対応をお取りいただいております。
予約枠に空きがどうしてもない場合、当日での受診が難しい場合がありますので、ご了承いただけたらと思います。
ただし、当院で治療した場合の症状の急変やケガなどで緊急の処置が必要となる場合、地域の歯科医院として随時対応しております。
当日の受診を希望されている方、空き状況の確認には、まず当院までご連絡いただけると幸いです。
1人でも多くの方に良質な歯科医療を提供させていただくためにも、当院の予約へのご協力をお願いいたします。
また、予約のお時間に合わせて、前日より治療に必要な器具の消毒・滅菌、準備を行い、万全の体制を整えて皆様をお待ちしております。
ご都合が悪くなる、体調不良などで、どうしても来院が難しくキャンセルされることがあるかと思います。
キャンセルされた、その治療枠で痛みがある方や治療が必要な方を1人でも治すことが可能となります。
1人でも多くの方のお口の健康を守りたいという、当院の想いにどうぞご協力をよろしくお願いいたします。
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家族みんなのかかりつけの歯医者さん
たんぽぽ歯科・矯正歯科
院長：吉用 卓（よしもち たく）
国立大学 長崎大学歯学部出身
福岡県北九州市小倉南区沼本町1丁目10－2
HP：https://www.tanpopo-kokura.jp
TEL:093-475-4182
歯並び 審美 ホワイトニング 親知らずのご相談随時受付。
診療科目：一般歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科
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093-475-4182
